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ホンダNSXに試乗

話題の新型ホンダNSXに初めて試乗できました。街中や首都高などあちこち走れました。

結論からいってしまうと「想像以上の完成度の高さに驚いた」といった感じです。量産スーパースポーツカーの中では唯一といっていいハイブリッド車(HV)であり、しかもフロントをモーターのみで駆動する、といった複雑な機構で構成されています。このパワートレーンをスポーツカーとしてきちんと仕上げるには、血のにじむような努力が必要だったと思います。


撮影協力●新宿パークタワー

NSXのレポートは、『カー・アンド・ドライバー1月号』と『2月号』に掲載!
まずは見た目ですが、これは写真で見るよりも実車の方が数段カッコよく見えました。リアスタイルはちょっとボッテリしていますが、よしとします。メッキホイールやインテリアパネルの素材感などを見ると「やはり米国車だな」と感じる点もあります。

それにしても街中での注目度は、過去最高レベルの高さでした。ボクは「スポーツカーファイル」コーナーを担当しており、毎月さまざまなスーパースポーツに触れさせてもらっていますが、撮影中はもちろん、移動中でも休憩中でもどこでも声を掛けられました。NSXを待っていたファンは本当に多いのだと実感できました。


肝心なのは走りですが、前述のとおりパワートレーンの完成度はほぼ完璧といっていいのではないでしょうか。前後でちぐはぐな動きをすることはありませんでした。そして他のスーパースポーツと大きく異なる点は、なんといってもモーター走行ができることです。クワイエット・モードを選択すれば、夜間の住宅街も無音で進行可能。高速での巡航時にも頻繁にモーター走行に切り替わるため、静かで快適なクルージングが味わえます。

ただ、乗り心地はもう少ししなやかでフラットになるといいですね。荒れた路面ではちょっとクルマが跳ねるようなシーンもあります。さすがに1.8トン近い車重が影響しているようです。仮にマクラーレンと同等とはいいませんが、あと150kgくらい軽量化できれば、すぐさま解決できるかもしれません。今後の熟成に期待です。


パワーは十二分です。システム最高出力は581psもあるのですから当然です。強力なモーターのアシストもありターボラグはほぼ皆無。フロントモーターは左右の駆動力を自在に配分するためグイグイ曲がります。それもナチュラルに……。

トランクは非実用的です。容量はもちろん直下に排気系があるため温度も上がります。S660もそうなのですが、ちょっと割り切り過ぎな感もあります。また、ライバル車であればフロントにも荷室空間があるものですが、モーターを搭載するNSXはそれもできません。


室内空間は十分な広さです。ただ、ドア枠のフレームがかなり太いため、乗降時やスポーツ走行時に頭がしばしばぶつかりました。

静粛性は、スーパースポーツとしては合格点が付けられるでしょう。エンジン音をしっかり聞きたければ、スポーツ+にすればOK。発進加速タイムは日産GT−Rにはわずかに及びませんが、乗員にとっては強烈なレベルです。


インテリアにはイタリア車のような派手さや英国車のような貴賓は感じられませんが、NSXなりの世界観はあると思います。惜しむらくは、ここまで電動化を進めたなら、衝突被害軽減ブレーキやアダプティブクルーズコントロールを含むホンダセンシングも搭載してほしかったですね。

でも、今後の熟成・進化が大いに楽しみなスーパースポーツが誕生したことは間違いありません。ライバルメーカーもきっと血眼になって研究を始めていることでしょう。編集部:YS

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