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アストンマーティンDB11に試乗

現在発売中の『カー・アンド・ドライバー6月号』内「スポーツカーファイル」では、アストンマーティンDB11を取り上げています。グレードは発売記念限定車のローンチエディション(2591万5720円)です。

DB11はDB9の後継モデルであり、シャシーやエンジンなどすべてを刷新した点が最大の特徴です。ボクはワクワクしながら試乗させてもらいました。


撮影協力●新宿パークタワー
エクステリアはひと目でアストンマーティン車だと理解できますね。派手ではありますが、大型エアロパーツは装着していないので、ジェントルな仕上がりです。


リアスタイルは、コンビネーションランプの変更が目を引きますね。面白いのはリアスポイラーです。Cピラーサイドから取り入れた空気をトランクリッドに通し、トランク上方から排出させることでスポイラー効果を生み出しています。

最近はフェラーリもマクラーレンも、このように大型ウイングを使用することなく、必要十分なダウンフォースを得ています。実際、高速領域でも安定感は抜群で、安穏と運転できました。


エンジンは新開発5.2L・V12ツインターボ(608ps/71.4kg・m)を搭載しています。「アストンもついにダウンサイジングターボかあ」と思いましたが、フィーリングもパフォーマンスもスーパースポーツにふさわしい物でしたし、初搭載のモデルとは思えないほど洗練されていました。

まず音質ですが、12気筒らしい滑らかさはもちろん、高回転域では心地いい乾いたサウンドが聞こえます。これなら従来の自然吸気12気筒から乗り換えても、不満はないと思いました。

肝心のパフォーマンスは、ターボ車とは思えないほど扱いやすく、街中でも高速をクルージングしていても快適です。そしてひとたびムチを入れ、ターボがフルブーストに達すれば、もちろん強烈なパフォーマンスが味わえます。


インテリアは、アストンマーティン流の仕上がりです。メーターはフル液晶化され、カーナビなどのインターフェース系はメルセデス・ベンツ用がベースになっているため、DB9とは比べものにならないくらい進化しました。

特筆すべきは静粛性の高さと乗り心地のよさです。マフラーのバルブを開放しなければ、車内の静かさはサルーンレベル。足回りはしなやかかつフラットで、お世辞抜きに快適でした。スポーツでもスポーツプラスモードでも不快感はなしです。


シートの座り心地やレザーの手触りも文句なし。後席空間はエージェンシーレベルです。

ハンドリングはナチュラルで、4.7mを超える全長を感じさせないほど軽快に動きます。ステアリングの切れ角は十分あり、街中での取り回し性も以外と楽でした。いまやスーパーカーであっても、駐車や転回に苦労する時代ではないのです。

ただし、限界領域では約1.8トンの車重を感じるシーンもあります。テールスライドはやや唐突に出る傾向があり、この辺りはESP(横滑り防止装置)の熟成が必要かと感じました。スライド後のコントロール性も自在とはいえませんでした。重い車重とハイグリップタイヤの組み合わせでは、物理的に致し方ないところもあります。だからこそESPは重要なのです。


トランクはDB9よりは広くなり、二人分の旅行荷物は楽に収まります。ちなみに上部のダクトが、Cピラーのエアインテークとトランクの排出口へ繋がっています。

新型DB11はデザイン、質感、動力性能、快適性……どれを取っても高次元でバランスが取れていました。英国が誇るスーパーGTカーとして、人気が出ることは間違いないでしょう。編集部:YS

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